眼科学校医より
本当は怖い〇〇〇
眼鏡を作るときははっきり見えることも必要ですが、実は強すぎる度数の眼鏡で近視が進む可能性があります。遠くにピント合わせをしていると近くを見るときにより沢山ピント合わせの力を使いますので眼鏡をかけていても近くにピントが合うのに適合するためもっと近視が強くなる可能性があります。
眼科医院で合わせる時にはやや弱めで合わせることが多いので処方箋をもらって作る場合は大丈夫だと思いますが眼鏡屋さんで作ってもらう時に”もっとくっきり見えるように”、等と注文しないでね。目も疲れますよ。
たまに癖になってる方もいるかも。・・
目をこするのは百害あって一利なしです。アレルギー性結膜炎の場合は、こすると必ず悪くなります。こすることにより炎症が強くなり、さらにかゆみが増す、悪循環ですね。その場合はこすらず、医院を受診し、抗アレルギー薬をもらって点眼しましょう。
ばい菌やウイルスによるj結膜炎の場合もこすると大変。結膜炎が増悪するばかりか、手についたウイルスより他人に伝染する危険があります。ウイルスが机などについても長時間死滅しないのでそれを触った人が感染する可能性があるのです。医院では流行性の結膜炎の場合、顔もなるべく触らないで、もし触ったら手を洗って、と注意しています。
目をこすって起こる病気もあることをご存知えすか?アトピー性皮膚炎の方で起こりやすいという報告があります。また円錐角膜という角膜が変形する病気がありますがこれも目をこする癖のある方に多いと言われています。
ちょっとしたものもらい等もこするとどんどん悪化しますよ。おかしいなと思ってもこすらず、様子を見て悪ければ眼科を受診してくださいね。
あなたは痒いときに思い切り目をこすってしまうことがありませんか?・・・
水道水の中には川や土壌中にいるアカントアメーバというアメーバが含まれていることがあります。これがコンタクトレンズに入り、傷がついたり弱っている時に角膜につくと角膜炎症を引き起こします。これは難治性で、治癒までに何ヶ月もかかったり強い角膜混濁をきたしたりする怖い病気です。なぜならアメーバは薬を用いるとcystと呼ばれる非活動的な状態になり、治ったかなと思って薬を減らすとまた活動的な状態になるため、非常に治療が困難な病原体なのです。そしてこれに感染するのは主にソフトコンタクトレンズ洗浄に水道水を用いている人だということがわかっています。
あなたは今までたまにソフトコンタクトレンズを水道水ですすいだりしていませんでしたか?・・・