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陶磁器用語辞典 石州亀山焼編 > 陶器と磁器の違い陶器と磁器の違いについて、毎回個展あるいは展示会のたびに多くのお客様からご質問をいただきますので、ここで一度まとめておきたいと思います。下の表で一覧にまとめてみましたが、磁器は、(スーパーホワイトのようなもの、黄味がかったもの、磁器だけれど色釉をかけたもの、金箔で覆ったものなどもありますが)ほぼ白色だと思って大丈夫です。陶器は、色は釉薬によって白、赤、黒、青、緑等多種多様な色があります。これがまず第一に陶器と磁器の違いでしょうか。次に透明性ですが、日にかざしてみると 陶器は透けません、磁器は若干透けて見える これが第二の陶器と磁器の違いです。 次に吸水性ですが、陶器は若干しみこむ程度ですが生地が水分を吸い込むことが知られています。磁器はまったく吸水性がありません。この吸水性により萩の七化け等陶器に味が出てくる要因になっているこれが第三の陶器と磁器の違いです。 焼成温度は、陶器より磁器のほうが100度くらい高いのが普通です。陶器は主成分が粘土、磁器は主成分が陶石(とうせき)という石の粉末で陶石の方が耐火度が高いのです。これが第四の陶器と磁器の違いです。 フチを指ではじいてみると、陶器は鈍い音がする、磁器はピンピンとかカンカンとか金属製の高い音がする これが第五の陶器と磁器の違いです。 貫入について、陶器は透明釉など厚くかかった釉薬に顕著に出る、磁器は上薬が薄いので肉眼ではほとんど見えない(実際には微細な貫入が入っているのですが)。これが第六の陶器と磁器の違いです。 また壊れ方や様子にも違いが見られます。陶器はフチや肉厚の薄い部分が壊れやすいのに対して、磁器はそのような傾向は無くその硬さゆえ壊れると角がたち、角度が鋭利なためうかつに触ると危険です。これが第七の陶器と磁器の違いです。 焼き方には、大きく分けて酸化焼成と還元焼成があります。酸化焼成は、炎に対して空気を多く青っぽい炎で焼くもので、還元焼成はその反対に空気を少なくして赤黒い炎で焼くものです。陶器は、酸化焼成と還元焼成ともに使って焼成をします。磁器は還元焼成です。酸化焼成すると黄色っぽくなるので白い生地を見せたい場合普通はやりません。(全体に釉薬をかける場合はOK)これが第八の陶器と磁器の違いです。 陶器と磁器の見分け方ですが、作品をひっくり返して丸い輪の部分これを高台(こうだい)と言いますが、高台が茶色くざらついているのは陶器、白くてなめらかできれいなのは磁器だと大体判別できます。これも陶器と磁器の違いですね!
陶器と磁器を両方される陶磁器家が『半磁器』の作品を作られることが多いようです。 陶器と磁器には上でみたようにいろいろな部分で違っています。どちらが良い悪いというものではなく昔から陶器と磁器はそれぞれに違った役割と個性を持ち多くの人たちから愛されてきました。その陶器と磁器の違いを踏まえたうえで購入し賢く使っていくことが出来たら毎日の生活はもっと楽しくなるのではないかと思います。 陶磁器用語辞典 石州亀山焼編 > |
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