原始 の 宝物


    

  二万年前のある日、父は言った。『いいか見てろよ。』
  手に持った道具を振りおろすと、その石は薄くはがれるよう割れた。
    そして、父は魔法のように、獣の皮をはいだ。
   『ああ・・・』
   息子はその光り輝いた(耀)黒い石に声をあげた。








表面のくすんだ原石を割ると、黒い光沢のある鋭利な破片が取れます。
この破片で新聞紙を切ると絵のように約十数枚も切れます。




黒耀石(こくようせき)は火山が創った宝物

隠岐諸島は、印の外輪山を有する二つの火山島です。
島後(右)の中心の噴火口は、印(大満寺山)です。
島前(左)は、焼火山(たくひさん)が噴火口です。




黒耀石は、ガラス質流紋岩溶岩が火山活動で噴出される際、急速に
冷却されてできた火山岩(火成岩)です。よって、ガラス成分を多く含ん
でいるため、紙などが鋭利なかけらで簡単に切ることが出来るのです。



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