日本海を渡った黒耀石

                           

@隠岐産だけでなく、その他の地域から
  採れた黒耀石も使っていた地域
Aほとんど隠岐産の黒耀石を使っていた地域


   資料提供
   島根県古代文化センター (リンク)
  (いにしの島根:ガイドブックより)


黒耀石の原産地は、全国で約五十ヶ所ほど知られています。このうち石器の材料として採掘、
利用されたのは、北海道の白滝、長野県の和田峠、伊豆諸島の神津島、九州の姫島(大分
県)、腰岳(佐賀県)、そして島根県の隠岐島などわずかです。

島根県内の遺跡から出土する黒耀石の大半は隠岐産ですが、石見中西部では姫島や腰岳
といった九州産のものもわずかに持ち込まれています。
隠岐産の黒耀石は、日本海を越えたロシア沿海州ウラジオストック、ナホトカ、周辺の一万
年以上前の遺跡や朝鮮半島からも見つかっています。
このことは私たちの時間と空間に対する想像を遙かに越えたものでしょう。

こうした黒耀石の移動は、当然人々の移動も意味し、古代人の交流の広さを反映しています。
海や山を越えた交流が盛んに行われた時代。石に託された古代人の思いが伝わってきそうです。

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