松江工業高等学校改築について

(平成22年1015日 定礎式・竣工式が行われました。)

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教室棟・管理棟              体育館

( 写真:平成22年6月 )

 

 

 松江工業高校は、明治40年に創立され今年で百周年を迎えました。最初の校舎は、南田町でしたが、その後大正町校舎を経て、昭和23年に松江63連隊兵舎跡(古志原町)に移りました。昭和30年代後半から、教室棟・管理棟・体育館・実習棟と相次いで竣工し、63連隊兵舎跡は、覆練兵場(通称赤レンガ)を残すのみとなりました。
 そして今回、40年以上経過した教室棟・管理棟を改築することになりました。

 

1.事業の目的 

 老朽化の著しい管理教室棟(S36築)、屋内運動場(S41築)等を改築

 教育環境の改善

 

 【整備の考え方】

  ・全日制と定時制の教室を分離

・生徒支援のための相談機能の強化

・バリアフリー化

 

2.事業の概要

 【配置】

   管理教室棟及び屋内運動場を野球及びサッカーのグランドと入れ替える

   仮設校舎が必要なく、工事期間中に生徒に及ぼす影響が小さい

 

 【配慮すべき点】

   生徒の動線を考慮し、実習棟に近い位置に教室棟を配置

   屋内運動場から、野球場・サッカー場・陸上競技場が見渡せること

   トレーニング場(通称赤レンガ)の取扱

 

 【スケジュール案】

   平成19年度:基本計画、基本設計

   平成20年度:実施設計、建設工事

   平成21年度:建設工事

   平成22年度:建設工事(上半期に新校舎完成、移転後に旧校舎解体工事)

          グラウンド整備

   平成23年度:グラウンド整備

 

 

 

 

【赤レンガ】

 明治41年に造られたこの建物は歴史的遺産として、「島根県の近代化遺産」に紹介されている。現在、部活動の練習場として使用しているが、極めて老朽化しており耐震上危険であると指摘されている。
 しかし、松江63連隊覆練兵場跡であり、また松工バスケット部が全国制覇したときの体育館であるため、この度の改築に際して記念館として保存する案もあった。
 校内はもとより各方面とこの建物の取扱を協議してきたが、学校敷地のほぼ中央に位置し、今後の活用方法も限られることから、最終的に取り壊して教室棟を実習棟に出来る限り近づける配置とすべきという結論を得た。
 なお、赤レンガの一部を何らかの形で保存できないか検討を進めている。

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【新校舎の配置予定図】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【現校舎の航空写真】

http://www.shimanet.ed.jp/matsue-th/kaitiku/air_pic.jpg