「自分の酒は、自分の子も同然。」
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米は地元島根県出雲産。外側を取り、良質の核だけを残す。米に水をしみ込ませる浸漬。水は必ず摂氏4度。
麹菌をかけた後、2〜3日ねかされる。 その間、3時間ごとに空気に触れさせ、温度を調節する。経験を頼りに、丹念に丹念に、米をほぐしてゆく。「手の感触。これだけは毎年毎年の積み重ねでね。自分の肌で掴むしかない。」職人が肌で掴んだ経験は、まさに神業のように正確。米一粒におよそ5個、均等に麹が付着されている。
津和野の自然と風土に包まれること、およそ半年。やがて来る誕生の時を、じっくり待つ。
津和野の水で40年、 酒を作り続ける職人 語り...秋山 敦