ことわざは人間の生活体験から生み出されたもので、広く世人に支持され長く世に伝えられてきました。 
数えきれないほどの言葉の中には朝に生まれ夕に消えてゆく物も多いのにことわざは今もなお私たちの暮らしの中に生きています。
私たち人間は煩悩の鬼の哀しさに、人を愛したり恋したりすることも有れば憎んだり呪ったりする事もあり、また楽しさや嬉しさに有頂天のときも有れば、悲しみに沈んだり怒りや憤りにふるえるときもあります。
そのようないかなる場合にでも、ことわざはいつもわたしたちの側に有って、明るく微笑みかけています。      

                                農学博士:折井 永治







なぜか、ことわざは好きです。
古臭いと思いながらも、意味もよく分からないながらも、沢山知っている訳でもないのに。
19歳の春、たまたま
2ヶ月間の長休が取れた時「ことわざ辞典」を手にしました。
親父のなのでしょうか?
誰の物とも分からないその辞典を本棚から自然に手に取っていました。 
昭和
37年初版。
わたしの生まれる前のその辞典、紺色表紙の銀の文字で書かれたタイトルも、半分以上くすんで、角々は折れ
ちぎれていました。
そんな辞典を仕事も希望も定まらない布団の中で、なにげなく読んでいた自分を
時々思い出します。 
あれから・・・年、時代がどんどん変化する中、
10年一昔が今は5年一昔の様な感覚になって
います。
落語でもどんどん古典の姿を演じ手が(今世代用に)変えて行くように、ことわざも変わって良いのではと思い・・・・・(もちろん落語家さんのように真剣ではありませんし、センスレベルも違いすぎますので同じ様には出来ません。)ちょっと冗談っぽく考えてみました。
ククッ、と笑って頂ければ。
今どきのことわざの意味は元々のことわざ
(もとわざ)の意味とは全く違いますので前もって
ご了承ください。

                                       あち













「石の上にもピビンパ」        
もとわざ:【石の上にも三年

  

 
意味: 飽食の時代だが、それに合った美味しい食べ方が
     有ると言うこと。

    「もっとも合っている」等・・・・




















「嘘つきは泥棒のこじんまり」      もとわざ【嘘つきは泥棒のはじまり】

  

 
意味:おとなしい・目立たない・目立ってはいけない・ということ。

 寸評:最近は防犯対策がどこの家庭も結構浸透しはじめてるらしい
    ですね。






















 「嘘も門限」           
もとわざ【嘘も方便】



 
意味:親をだましてはいけないということ。

 例文  父:「夕べは何時に帰ったんだ?」
     
     娘:「
12時ちょっと過ぎだったかな〜?」
       (
2時でも過ぎには間違いないが)





















 「位置を聞いて住所知る」      もとわざ【一を聞いて十を知る】

   
  
意味:最近のカーナビはすごいということ。<

  寸評:最近のナビはトイレやコンビニ・到着時間までも
     教えてくれる。

    




















「犬も歩けば猫も歩く」        もとわざ【犬も歩けば棒にあたる

    
 意味:ごくごく当たり前ということ。

   




















「飼い犬に服はアイフル」        もとわざ【飼い犬に手を噛まれる】            

 
意味:信販を使えということ。





















「火のない所にレトルトパウチ
    もとわざ【火の無いところに煙はたたぬ】

 意味:便利だということ。

 寸評:レンジに感謝。

   























 「鬼に渡る世間」            もとわざ【渡る世間は鬼ばかり】

   
  
意味:鬼の世界よりも今は

       人間界の方が恐いということ。

             確かに恐ろしいかも。

    





















 「猫にこんばんは」             もとわざ【猫に小判】

    
 意味:誰とでもへだてなく挨拶しょうということ。

    





















「ものは考えよっ!」            もとわざ【ものは考えよう】

     
 
意味:考えようということ。(そのままジャン)

    























「面の皮を塗る」         もとわざ【面の皮をはぐ】



 
意味:ごまかす・変える・変わるということ。

    寸評:これだけ化粧品や化粧技術が進むと何とかなります。

    類語:色白は七難かくす。

   























 「嘘から藤田まこと」        もとわざ【嘘から出たまこと】    



 意味:時代劇が好きということ。

 寸評:自分は音楽番組が好きと嘘をついても言葉の端々に役者さんの
    名前などが出てきたりして自然にバレるものです。





















「このところ親しらず」          もとわざ【子の心親知らず】 



 意味:プラークコントロールをしなさいということ。

 反対語:親の心子知らず。 





















 「ゲイは身をあずける」          もとわざ【芸は身を助ける

   

 
 意味:女性役ということ?。

  寸評:(ゲイ)最近は色んな呼び方がよく分かりませんがっ。    

    











             







 ちょっと一服






  
ことわざって結構似たような言葉で全く反対のような意味が
  有ったり、全く違う表現で同じ意味だったり、面白いですよね。

    
  例えばこんなことわざも・・・・「一度あることは二度有る」
                 「二度あること
は三度ある」    
  この二つの ことわざを合わせると結局、  
                 「一度あることは三度ある」
                           とな
るわけで。

  最終的には一度目は初体験だから比べ様が無いので無くても良かろう

  となり、「二度あることは三度ある」の方が一般化して行ったのでは
  ない
のでしょうか。
























「馬には行ってみよ、武には賭けて見よ」    
もとわざ【馬には乗ってみよ
                            
人には添うてみよ

    
 
意味:確率が高いということ

    寸評:私は行ったこともやった事もない

    のですが、良くそー聞くので。
























「旅は月まで用意はNASAでっ」     
もとわざ【旅は道ずれ世は情け

    
 
意味:月旅行しょうということ。    

 寸評:今からは月旅行も当たり前になるんでしょうねー。

   






















「命有ってのものだねーっ!」     
もとわざ【命有っての物種

    
 
意味:最近はリストラや環境問題による自殺や、殺人など

    良く聞きますよね。

    





















「長男去ってまた次男」      
もとわざ【一難去ってまた一難】

    
 
意味:後継ぎがいないということ。












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