法則化島根通信 連載! 「情報教育」原稿

【その1】 
2002年、新学習指導要領がスタートします。
 それまでに、「パソコン」は日本中のすべての学校に配置されます。
 そして、すべての学校は「インターネット」で結ばれるのです。
 あと3年しかありません。この期に及んで、まだパソコンを手に入れていない方。要注意ですよ。リストラの対象になりかねません。
 今や、パソコンは選ぶ時代ではないのです。性能はほとんど同じです。
 迷っている暇はないのです。ズバリ、
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│パソコンは、「買いたい!」と思ったときが「買い」なのです。           │
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 こういう決断は、若い女性が素早いようです。30万以上ののパソコンを即金で買ってしまった女性を私は2人知っています。
 そして、彼女らは、職場で生き生きと活躍しているのはいうまでもありません。(ここで注意です。パソコンを持てば、生き生きとするというのではなく、生き生きしているからパソコンを使うのです。)
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│学校にパソコンが入るから、それを使えば、、、。                 │
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なんて考えを持っている方はおられないですよね。
 パソコンを買うのは、「自分への投資」なのです。手元に置いていつでもさわれるようにすることが、何よりも大切なことなのです。
 と書いてはみたものの、金銭面に関することは無理強いは言えません。教員の世界は公務員の中でも自費投資の割合がかなり大きいといいますから。
 そういう方には、
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│「デジタルカメラ(以下、「デジカメ」)」をお奨めします。              │
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 「えっ、パソコンじゃないのに!?」と思われる方もあるかもしれませんが、これは小さなパソコンであり、りっぱな情報機器なのです。
 最近は、性能がよくなってきて5万円以上するものもでています。 
 しかし、授業で使うならば一昔前の(といっても1年前ぐらいまでの35万画素のもの。*今なら5万円以下のものがまだ残っています!?)もので、十分である。
 4月は、出会いの場であす。子どもたちとの出会い、自然との出会い。いろいろな出会いがあります。そんなときにこのデジカメは大活躍します。
 デジカメが普通のカメラと大きく違うのは、
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│「撮ってすぐ見ることができる点」です。                        │
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 まず、「子どもたちの顔」を映してみることをお奨めします。
 子どもたちは、写真に収まることが基本的に好きです。そんなうれしそうな表情を撮って、「すぐ見てみる」ことを子どもたちは喜びます。
 始業式には、その日の子どもたちを撮って、印刷し学級通信に張り付けるといいですよ。これで豪華な学級通信創刊号が作れてしまいます!(ちなみに、私は学級通信をパソコンでは打ちません。どこでも手軽に書いて発行するには、まだ電子機器は時間とお金ががかかりすぎるからです!?)
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│大島にだまされたと思ってデジカメを買ってみませんか?            │
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 その「活用範囲の広さ」は、私が保証します。
 次回より、「デジカメの活用法」について書かせていただく予定です。


【その2】26号掲載予定分です!(速報版 お得です!)

 みなさん、「デジカメ」購入されましたか?
 この号が出るまででも、次々と新製品が出て、どれにしようか迷っておられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
 今回はまず、迷わないためのアドバイスをしておきます。

 ポイント1 「画素数」にはあまりこだわらない!
        「200万画素のきれいな画質」などとパンフレットには出ていることがあります、それにこだわる
        必要はありません。
        今の標準でいけば、「100万画素」台であれば、申し分ありません。
 ポイント2 機能の数にはこだわらない!
        「授業で使う」というのであれば、必要条件として「テレビにすぐ映すことができること」ぐらいです。
        最近の傾向として、「動画」が撮せるというものが多く出まわっていますが、今は考えられなくて
        いいと思います。
 ポイント3 記憶媒体は「スマートメディア」を選択!
        デジカメは、フィルムの変わりに「メモリ」というところに保存されます。それを保存するのに、いく
        つか種類がありますが、今のところ主流となりつつあるのは「スマートメディア」とよばれるもの
        です。お店では、「スマートメディア対応のもの」と店員さんに尋ねてみて下さい。
【友だちを撮ってみよう!】
 さて、買われた方もそうでない方も、まず、最初に何を写すかといったら
一番身近な「友だち」をお奨めします。
 2人か3人組になって、お互いに自分の顔を写し合うのです。
 そのときのポイントは、
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│画面いっぱいに顔が入るようにすること   │
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です。
 周りによけいなものが入ると、人物の印象が薄れてしまいます。
 いっぱいに近づけると、顔がデフォルメされて面白い映像になります。
 このようにしてお互いに取り合った後、それをテレビ端子につないで見ます。
 もう、子どもたちは、テレビの画面に釘付けになります。
 全員の画像を見終わった後、子どもたちからは、「もう1回やってみたーい!」の大合唱になること請け合いです。
 こうして、子だもたちは楽しみながらデジカメと接していくことになります。
 注意する点は、「落としたり、ぶつけないこと」「シャッターはゆっくり押すこと」の2点だけで十分です。
 こうして撮った映像は、パソコンのハードディスクやフロッピーに保存しておきましょう。あとからいろいろな場面で活用できます
 次回は、「デジカメを使ったクイズ作り」について紹介します。