その時です。千代ちゃんが「かわこ」に草を差し出しました。
その草はいい香りがしています。それをもんで傷につけると
とてもよくきく薬草なのです。でも「かわこ」は、じっとうつ
むいたままでした。様子をみていた千代ちゃんのおじいさんが
その草をもみはじめました。そしてその薬を傷に付けてやりました。
うつむいた「かわこ」の目から涙があふれていました。