《INDEX》 展覧会のご案内 ギャラリー展示 ギャラリー展示を希望される方へ |
本館展示室 |
12月10日(土)~3月25日(日) | 石本正のアトリエⅡ |
日本画家・石本正のふるさと(浜田市三隅町)には、国重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産に登録された「石州半紙」があります。 石本は石正美術館開館前に石州和紙に出会い、ふるさとの紙に描きたいと願うようになりました。その願いを受け、地元の和紙職人が三椏(みつまた)を使って試行錯誤の末に新たな紙を漉きました。出来上がった紙は手漉き独特の紙肌で、紙の中に見える様々な模様や質感が石本の心をとらえました。その紙は「石正紙」と名付けられ、以来画家は強靭な性質や独特の風合いを愛し、現在も使い続けています。 この度の展示では、石本正の画歴を辿る代表作と、2000年以降に「石正紙」に描かれた作品を通して、絵を描くよろこびと、91歳になった今も「描きたいものがどんどん浮かんでくる」という現在の石本の姿を感じていただければ幸いです。 会期 2011年12月10日(土)~2012年3月25日(日) |
石本正『慕情』(2003年) |
新館展示室 |
2月24日(金)~3月25日(日) | 第11回 石見の作家展 「彫刻家 田中俊睎※」 ―木彫・塑像・根付・石― |
幼い頃から木と遊ぶ。根付と出会って40年。 「石もひと役」と17年。様々なものを彫り出してきた70年。気がつけば古希。 本展では、彫刻家田中俊睎※(としき)(島根県江津市出身)の木彫・塑像・根付・石など、代表的作品を初めて一挙公開します。 田中は江津工業高等学校で多々納利雄に工芸を学び、30歳を過ぎた頃から安東三郎(長浜人形・石見神楽面師)、彫刻家・森本真象(米原雲海門下)に師事して創作活動を続けてきました。 この頃、彼は江戸時代につくられた「石見根付」の銘品と出会いました。根付には人を微笑ませる不思議な魅力や物語がありました。その素晴らしさに魅了され、彼は独学で根付を彫り続け、ついに幻の石見根付を現代に蘇らせました。そして、2007年、第30回記念「日本の象牙彫刻展」で高円宮賞を受賞しました。 石見の風土を愛し、彫刻の歓びを友にしてきた70年の人生をご覧ください。 ※田中俊睎(としき)の「き」の字は目へんに希 会期 2012年2月24日(金)~3月25日(日) | 「生命(いのち)」1997年 木彫・桜 「渓流」2007年 根付・象牙 9.5cm 第30回記念「日本の象牙彫刻展」 高円宮賞受賞 | 「事代主命(ことしろぬしのみこと)」 1986年 木彫・桜 「蛙曼陀羅」1988年 木彫・桜 |
市民ギャラリー展示 |
3月10日(土)~3月25日(日) | 石正美術館 日本画教室作品展 |
石正美術館で開講している日本画教室の作品展を開催します。講師の平坂常弘(石正美術館館長)と受講生17名の作品約45点を展示いたします。 受講生が教室で制作した作品を中心に、絵をかく喜びにあふれたこの1年の成果をぜひご覧ください。 会期 2012年3月10日(土)~3月25日(日) |
12月10日(土)~12月25日(日) | 光の回廊 |
1月 2日(月)~ 1月13日(金) | 室谷棚田写真展 |
1月14日(土)~ 1月27日(金) | 石正美術館水彩・油絵教室作品展 |
1月28日(土)~ 2月10日(金) | 三隅中学校美術展 |
2月11日(土)~ 3月9日(金) | 石本正ふるさとを描いたデッサン展 |
3月10日(土)~ 3月25日(日) | 石正美術館日本画教室作品展 |
※ギャラリーの最終日の展示は午後3時までです。
※展示については、会期・内容が変更される場合があります。予めご了承ください。
【終了した企画展】
本館展示室 |
9月17日(土)~12月4日(日) | 石本正新作展 視線のかなたに |
石正美術館では、石本正の新作約30点を、過去の代表的な作品とともに公開します。これは初めての試みです。 「視覚にとらえたものをただ単に描いても、決して絵にはならない。視覚のかなたにかくされているものをとらえて、それを画面に定着させたとき、はじめて絵画が誕生する。絵画とは目の前の自然を心の中に消化し、それをもう一度吐き出す作業によって生まれるのだ。そうすることによってはじめて普遍的な美の世界が出現するのだと思う」と話す石本。 デッサンしている時、花や動物やモデルが「私をかいて」と語りかけてくる。ひたすら観察し、美しい一瞬をかいていく。こうして作品が出来あがります。 ≪主な展示作品≫ 「祈り1」・「祈り2」・「祈り3」 「ぼっこう」 「色即是空」 ほか 会期 2011年9月17日(土)~12月4日(日) |
石本正『祈り1』(2010年) |
9月17日(土)~12月4日(日) | Imitazione-模写の感動と歓び | |
日本画家石本正は、模写することで、その作者と一体になれる、作者の心を理解するには、模写が一番なのだと考えてきました。 ≪主な展示作品≫ ≪オルスラの家族≫≪巡礼への航海≫≪ローマ法王との謁見≫≪殉教≫(トマーソ・ダ・モデナ「聖オルスラ物語」より) ≪法隆寺6号壁勢至菩薩像≫」 ≪女史箴図巻≫(顧愷之) ≪フランシスコ・ザビエル像≫ ほか 出品作家 木下章・岩井弘・岩倉寿・岡崎忠雄 会期 2011年9月17日(土)~12月4日(日) 終了しました 会場 浜田市立石正美術館 本館展示室 定休日・開館時間 毎週月曜日定休(5月2日開館) 午前9時~午後5時 観覧料 一般700円(団体600円)、高校・大学生300円(240円)、小・中学生200円(160円)、前売券・ローソンチケット(Lコード66259]一般500円。 (チケットは本館・新館の共通券です。本館・新館の2つの特別展をご覧いただけます) |
トマーソ・ダ・モデナ「オルスラの家族」(模写) (岩倉寿、1974年) |
ギャラリー・ロビー・回廊 |
2月11日(土)~3月9日(金) | 石本正ふるさとを描いたデッサン展 |
当館では、開館と共に「石本正絵画教室」を開催してきました。ふるさとで、自分の絵を見てもらうと共に、絵を描く喜びを多くの人に伝えたいと37回開催された教室には、地元や日本各地から延べ1500人を越える人々が参加しました。石本は絵を描くとき、心や気持ちが一番大事だと語りかけました。教室は、自由な雰囲気で、絵を描く喜びに満ち溢れていました。 本展覧会では、石本が、絵画教室の時に、描いたふるさと石見の風景画を展示します。山里にひっそりと咲く一本桜。思い出深い湖。潮の香りのする日本海。本展覧会を通して石見のすばらしさを知って頂ければと思います。石本正が描いたふるさとの素描をお楽しみ下さい。 会期 2012年2月11日(土)~3月9日(金) | 「三隅神社風景」2008年 石本正 |
1月28日(土)~2月10日(金) | 三隅中学校美術展 |
石正美術館に隣接する浜田市立三隅中学校の美術展が開催されます。第7回を数えるこの美術展では生徒のみなさんのこの一年間の創作の成果が発表されます。石正美術館の展示室で行われた「模写」作品や、地域の方々に指導いただいた創作活動やスケッチ会の作品が並びます。ぜひ多くの方に足を運んでいただければと思います。 会期 2012年1月28日(土)~2月10日(金) |
1月14日(土)~1月27日(金) | 石正美術館水彩油絵教室作品展 |
石正美術館で開講している「水彩油絵教室」の作品展を開催します。 水彩油絵教室は、自由な雰囲気に満ち、絵を描くよろこびでいっぱいです。受講生の方々は、日々個性的でのびやかな作品を描いています。 このたび、講師の加納則子先生(東光会会員)と受講生12名の作品32点を皆様にご覧いただくべく、作品展を開催いたします。 どうか、よろこびに満ちた作品をお楽しみください。 会期 2012年1月14日(土)~1月27日(金)終了しました |
1月2日(月)~1月13日(金) | 室谷棚田写真展 |
2011年秋に行われた「室谷棚田の四季フォトコンテスト」の応募作品を中心に約50点を展示。室谷の四季の移ろいや室谷棚田まつりを撮ったものなど、どこか懐かしく心温まる作品が並びます。 会期 2012年1月2日(月)~1月13日(金)終了しました |
12月10日(土)~12月25日(日) | いわみの冬至祭 光の回廊 |
石州和紙や竹、陶器、空き缶など様々な素材で作られた光のアートで美術館が彩られます。また、石正美術館の創作教室で作られた灯りの作品も展示します。 22日(木)、23日(金)、24日(土)の3日間は夜9時まで夜間開館します。建物もライトアップします。いろいろな灯りを眺めながらこの一年を振りかえっていただければ幸いです。 【出品者】(順不同) 中尾厚子/野上美登/島根県立 益田養護学校/ 吉原敬司(吉原木工所)/大賀良恵/紙遊(川神由理)/ 都茂公民館 (陶芸教室・ボランティアハウス)/ 久保田彰(石州和紙久保田)/西田誠吉(西田和紙工房)/ 西田裕(西田製紙所)/石州和紙会館/福原寿男/ 三浦兼孝/三隅公民館 陶芸クラス/田中昭則/ 福郷徹・福郷政子(雪舟焼窯元)/雪舟窯 陶芸教室/ 村上智和/浜田二中 総合文化部/万葉公園 岡見小3・4年生/三隅中学校 石正アフロディア(竹のモニュメント) 島根県立浜田養護学校・弥栄小学校(光のこども王国) 美術大学選抜日本画展出品者・「和紙と灯りづくり」参加者(石州和紙照明) 会期 2011年12月10日(土)~12月25日(日)終了しました |
ギャラリー展示を希望される方へ |
石正美術館では、ギャラリーをお貸ししています。詳しい内容をお知りになりたい方は、遠慮なくお尋ねください。 1.絵画・写真・書道・立体作品・着物など、様々な作品の展示が可能です。 2.利用料金には電気代・什器利用代などが含まれています。 ご注意 1.会場は長さ約30m・幅約3mあります(約90平米)。 2.会場内での出品作品の販売はお断りします。 3.展示作業に際しては、学芸員および職員がお手伝いさせていただきます。 受 付 1.受付は先着順とさせていただいています。 |