《INDEX》 1.おかえり なつかしのくに石見 2.周辺のみどころ 鎌手・唐音海岸の水仙 大麻山神社庭園 三隅梅林公園 室谷棚田 龍雲寺 大平桜 海老谷桜 三隅公園のつつじ 3.いわみ美術回廊 4.いわみ美術回廊加盟館の展覧会情報 |
1.おかえり なつかしのくに石見 |
島根県西部の《石見》地方を多くの方に知っていただきたいと願い、島根県西部県民センターをはじめ多くの人々が協力して石見のイメージをつくりました。 なつかしの国 石見 これからいろいろな場でこの言葉が使われ行きます。どうかよろしく。 澄んだ空 青い海 緑の山 赤瓦の屋根 よう おかえり おかえりぃ よう帰ってきたのぅ よう帰ってきんさったねえ 今日もあちこちから聞こえてきます あなたも帰ってきませんか 石見の里人が待っています |
撮影場所:浜田市金城町若生まなびや館 |
2.周辺のみどころ |
唐音海岸の水仙 石正美術館から車で10分ほどのところに益田市鎌手地区があります。ここに行くと、いたるところに水仙が咲き乱れています。 圧巻は唐音の蛇岩(からおとのじゃがん)近くに咲く100万本の水仙群です。断崖に咲く水仙は、息を飲む美しさです。10分もいると、花の香りで苦しくなってくることがあります。服についた香りは数日消えることがありません。 ここの水仙は自生のもではありません。10数年前から、住民総出で球根を植え続けた結果、これほどの群落になったといいます。 この地区では、郷土に誇りを持とうと呼びかけ、子どもと大人が球根を植えたり、清掃・草刈りをするなど水仙の世話をしてきました。花が咲き始める初冬には水仙マラソンも行われます。 1月中旬から2月下旬が見ごろです。(見学無料) 鎌手中学校前の三叉路を北へ。そこから東に200m進むと小さな看板があります。問い合わせは鎌手公民館(0856-27-0501)へ。 |
唐音海岸の水仙 |
大麻山神社庭園 江戸時代にこの地にあった尊勝寺の書院北庭です。 北側の山を利用した枯山水の庭。昭和17年12月に当地を訪れた庭園研究家・重森三玲(しげもりみれい)氏によって「発見」されました。重森氏は、池庭的な意匠と飛び石と砂利は彦根の楽楽園庭園と共通したところがあり、「江戸時代初期を代表する枯山水庭園」と高く評価しました。 築山の中央部に三尊石組があり、これを中心にして東と北に石組がつながっています。 石組みの周囲に植えられたツツジとサツキの刈り込みが見事です。 重森氏によれば、日本海を一望のもとに眺められる場所にありながら、東側は高い木々によって周囲の景色と遮断されていることから、周囲の景色を断ち切る断景という考えによってつくられているといいます(見学無料)。 すぐ近くには萩から三瓶山まで一望できる大麻山展望台があります。問い合わせは三隅町観光協会まで(0855-32-2104)。 |
四季を通じていろいろな鳥がやってきてさえずります。 |
三隅梅林公園 昭和47(1972)年、当時の三隅町職員の発案で梅の植樹運動が始まりました。何かの記念日に1本千円を支払って「○年○月○日誰の○○記念」のラベルを添えて植樹しようというものでした。 |
三隅公園の梅(2月~3月上旬が見ごろ) |
室谷棚田 三隅町室谷には、昭和51年に4520枚を数えたわが国最大の棚田があります。現在も約1000枚が残り、おいしい棚田米が栽培されています。 不思議なのことに、この地にはカメムシがいません。イモチ病の発生もありません。どうしてなのかは解明されておらず、今でも「謎」のままです。 毎年10月下旬には「棚田祭り」が開催され、多くの人々でにぎわいます。 この祭りでは刈り取ったあとの棚田で石見神楽を山の神に奉納します。 ショーアップされていない泥臭い素朴な神楽を眺めながら、棚田の新米のおにぎりと、周辺の山々で採れた山菜やキノコ、そして猪汁や猪の焼肉なども振舞われます。 このほか、もちつきや新米のつかみ取りなどたくさんの楽しみがあります。 会場では、室谷の特産品の即売会も行われます。祭りの当日は、三保三隅駅と会場を結ぶ連絡バス(無料)が運行されます。 なお、祭り当日は自家用車の乗り入れが規制されますのでご注意ください。 |
室谷棚田 |
龍雲寺 曹洞宗の名刹龍雲寺と周辺の庭園。 春はつつじ、秋はもみじが美しく、多くの参拝客が訪れます。 お寺の前にあるツツジの庭は、1970年代に棚田を日本庭園として再生したもの。斜面一帯に咲くツツジが素晴らしいです。山門横に1株だけ植えられている黄色いツツジも見事。 本堂天井に描かれた狩野惟信(これのぶ)の筆になる八方睨みの龍を見たら本堂横の龍雲寺庭園へどうぞ。高城山を借景につくられたもツツジとサツキも見事です。 参拝を希望される方は、直接同寺本堂へ(拝観は無料)。自由に中にお入りください。ただ、調度品には手を触れぬようにお願いします。 |
龍雲寺前庭のつつじの刈り込み |
大平桜 三隅町矢原の山の峠にたつ樹齢660年の老桜。 この桜は、所有者の大平富太郎氏の祖先が、馬をつなぐために植えたと伝えられています。「おおびらざくら」と読みます。 品種は「大平ザクラ」(学名Prunus Ohiraensis Miyoshi)として分類され、若芽は帯黄色で彼岸桜、枝葉の形状は山桜と、両方の性格を併せ持った大変貴重な品種とされます。目通幹囲6.32m、根元周囲5.38m、樹高17.0m、枝張東西24.0m、南北29.6m。 花は白色で、かつて満開の時には、その枝張りの雄大さから、あたかも雪の小山を見るような景観を呈していました。 昭和10年(1935)の国指定時には幹枝が11本ありましたが、山火事・台風などで被災し、現在は2本が残っているだけです。 4月上旬が見ごろですが、新緑の時期の桜も美しいです。(見学無料)。 |
平成16年春の大平桜 |
海老谷桜 三隅町向野田の海老谷川左岸の斜面に生える樹齢250年~300年と推定される遅咲きの桜。 幹まわりは3.5メートル。崖っぷちに生えていてかなり弱っていますが、地元の方々がなんとか元気になって欲しいと保護に乗り出しています。 開花時には写真愛好家が多数やってきます。 残念ながら2008年4月1日倒壊しました。その後、近接地に移植されて「延命」措置をとりました。懸命に生きようとする姿が見る人の心をうちます。 4月上旬・中旬が見ごろです(見学無料)。 |
海老谷桜 |
三隅公園のつつじ 昭和12年4月、周辺住民と県内の小中学生の浄財によって南朝の忠臣三隅兼連を祀る三隅神社が建立されました。 創建以来、神社周辺に地元の人々がツツジを植え続けた結果、平戸ツツジや久留米ツツジなどあわせて約5万本ものツツジが咲く中国地方屈指のツツジの名所となりました。 崖いっぱいに咲き誇るツツジは息をのむ美しさ。 GW期間中つつじ祭りが開催され、数万人の人出があります(見学無料)。 見ごろはゴールデンウィーク頃です。 |
三隅公園のつつじ |
3.いわみ美術回廊のお知らせ |
島根県西部の石見地方には個性的な美術館が沢山あります。 ここには、日本画・洋画・浮世絵・絵本・水墨画・創作活動と、様々なジャンルの美術館が8館。 8つの美術館が「いわみ美術回廊」として活動しています。 ① 8館回るともれなく素敵な賞品がもらえるスタンプラリーを実施中です。 ② グラントワの入場券(半券)を提示していただくと割引料金で入場できます(雪舟の郷記念館・葛飾北斎美術館を除きます)。
「いわみ美術回廊」のバーチャルミュージアムを展開中です。どうぞごらんください。 http://www.v-museum.pref.shimane.jp/special/vol03/ |
4.いわみ美術回廊加盟館 |
江津市桜江町川戸472-1 〔交通〕JR三江線川戸駅下車徒歩5分。旭インターより車で20分。 〔問い合わせ〕0855-92-1839 〔時間〕10:00~16:00 [休館日] 第1・3土・日曜日。特別展開催中は無休。 http://www.imai-art.jp/ |
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浜田市野原町 [交通]JR浜田駅下車バス10分。浜田ICから車5分 [問い合せ] 0855-23-8451 [時間]9:30~17:00 [休館日] 月曜、祝日の場合は翌日、年末年始、展示替期間中 http://hamada-kodomo.art.coocan.jp/ |
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益田市乙吉町イ1149 [交通]JR益田駅からバス10分 [問い合わせ] 0856-24-0500 [時間]9:00~17:00 [休館日] 火曜、年末年始、展示替期間 http://www.iwami.or.jp/sessyu3/ |
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津和野町大字森村イ542 [交通]JR津和野駅下車、徒歩15分 [問い合わせ]0856-72-3200 [時間]9:00~17:00 [休館日]年末年始、展示替期間 |
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津和野町大字後田ロ254 [交通]JR津和野駅下車、徒歩3分 [問い合せ] 0856-72-1850 [時間] 9:30~17:00 [休館日]年末・作品入替え日 |
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〒698-0022 益田市有明町5番15号 〔交通〕JR山陰線益田駅下車。徒歩15分。 〔問い合わせ〕0856-31-1860 〔時間〕10:00~18:30 〔休館日〕火曜日(祝祭日の場合、翌平日) http://www.grandtoit.jp/ |