2冊のファンタジー

最後の物語となった「シロクマ号となぞの鳥」は、私が最初に読んだサーガでした。なので、思い入れも12冊の中では、一番だったりします。

ところで、この「シロクマ号となぞの鳥」にも、しばしば議論となっていることがあります。
それは、この物語は、『実際に子供たちの身の上におこった物語』なのか、それとも『実際に子供たちの身の上にはおこらなかった創り話』なのか、ということです。
                        
「シロクマ号となぞの鳥」を考える前に、ランサムファンの間では、『実際に子供たちの身の上にはおこらなかった創り話』として考えられている「ヤマネコ号の冒険」と「女海賊の島」について見てみることにしましょう。

「ヤマネコ号の冒険」は、ツバメ達とアマゾン海賊が最初に出会った年の冬休みに創ったお話である、ということが「ツバメの谷」の中ではっきり述べられているので、これは他のサーガと異なり、創り話(ファンタジー)であることは間違いありません。「女海賊の島」も「ヤマネコ号の冒険」同様、冒頭に、ツバメ達とアマゾン海賊達によって創られたお話であることを連想させるコメントがあることや大人1人と子供6人(そして猿が1匹)が英国から遠く離れた中国に帆走していける可能性は極めて低い(だいいち、親たちが許さないでしょう。)ことなどの理由からこれも子供たちが創ったお話、であることがわかります。

では、「シロクマ号となぞの鳥」は?










Swallows, Amazons & D's For Ever !