雲州そろばん 伝統工芸士のご紹介
現在、雲州算盤協同組合では4名の伝統工芸士が所属し、算盤作りに活躍しています。
雲州そろばん 伝統工芸士 市田敏夫氏(永雲)
大正9年12月生まれ
横田尋常高等小学校を卒業後、千田亀吉氏に就いて算盤製造に従事
歩兵第21連隊に入隊・復員後、自営にて算盤を製造
昭和58年1月 第8回全国伝統的工芸品展で、伝統的工芸品産業振興協会長賞を受賞
平成7年11月 秋叙勲 勲6等瑞宝章を受賞
その他、毎年全国で開催される、全国伝統工芸品月間全国大会に2年に一回の割で、算盤実演のため参加。
雲州そろばん 伝統工芸士 石原長蔵氏(長雲)
昭和5年6月生まれ
島根県立横田農林学校を卒業後、安部惣市を師として算盤製造技術の習得に努めた。
昭和27年より、自宅にて算盤製造を営む。
島根県伝統工芸士会 理事
平成8年4月より、雲州そろばん伝統産業会館の隣にそろばん回廊が併設し、
そろばん回廊にて工芸士の腕を観光客に披露している。
雲州そろばん 伝統工芸士 長谷川充弘氏(瑞雲)
昭和10年2月生まれ
昭和28年、現代の名工 内田文吉氏に弟子入りし算盤製造の道に入る
その後独立して自宅にて各メーカーの算盤を製作している
昭和58年11月 雲州算盤品評会において優秀賞を受賞
昭和62年1月 第11回全国伝統的工芸品展に出品し伝産協会会長賞を受賞
平成12年 岩手県盛岡市で開催された、全国伝統工芸品月間全国大会において、通商産業大臣表彰を受賞
雲州そろばん 伝統工芸士 内田文雄氏(2代雲文)
昭和22年3月生まれ
中学校卒業後、昭和37年 許x江算盤に入社して算盤製造の道に入る。
昭和50年 許x江算盤を退社後、父 文吉のもとにて修行を重ね昭和57年より二代雲文を名乗る。
昭和62年2月 島根県ふるさと伝統工芸品技術後継者表彰受賞
昭和62年11月 雲州算盤品評会において最優秀賞を受賞
平成3年9月より、イギリスロンドン市において開催された「91日本人のくらしと伝統工芸展」に算盤製作実演者として参加。