そろばんの手入れ方法
日頃は、雲州そろばんをご使用していただき誠にありがとうございます。
お客様より、メールや電話でのお問い合わせの中で、そろばんの珠の動きが悪くなったという、ご意見がありましたので、その対処方法についてお知らせいたします。

算盤の珠の動きが悪くなるのは何故?
算盤の材料のほとんどは木材を使用しています。木材は湿気を嫌いますから、湿気を含んだ木が膨張して動きが悪くなることもあります。保管は出来るだけ乾燥したところに保管をしてください。
また長年使っていると、珠と軸の間にほこりや手垢(油)が入り込み動きが悪くなることもあります。
このような場合は、下記の方法である程度解消できますから、お試しください。
用意するもの・・・タオル・ブラシ

@写真1のようなブラシで、算盤をしっかりブラシッングをしてみる。
A指にタオル等の生地を巻き、珠と珠の間の軸(竹軸)を、「ご破算で願いましては・・・」の要領で強く拭いてください。この作業は、各珠と珠の間を拭くようにしてください。
Bこの作業をすることによって、珠の動きは良くなると思います。
写真1
A
B
この方法で珠の動きが改善されない場合は、有償になりますが、組合にて手入れさせていただきますのでご連絡ください。