心の中の……
時には自分の心の中くを整理したいこともありますよね。
僕らはいつも、心の中に天使を住まわせている。
僕らはいつも、心の中に悪魔を住まわせている。
人は時に優しく、そして残酷だ。
本当は誰だって、誰かの悲しみを包み込むことができると同時に、誰かの辛さに追い打ちをかける事だってできる。
だけど、誰もそんな自分の事なんか気にしやしない。
そうだろ?
疲れるから。何も考えないから。気付きたくないから。気にする必要もないから。
天使はよく悪魔に負ける。それに気付きたくないのだろう。それを気にしていないのだろう。
でも、本当にそれで満足か?
自分の思う通りの感情を表にだして、自分の感情を押し殺さずにただ発散させればそれは強さと言うのだろうか?
自分は強いと思い込んで、人に弱みを見せないで笑っていれば強いのか?
時には自分の弱さを誰かにさらけ出してみて、慰めてくれというのはただ情けないだけだと?
違うね。
ホントに大切なのは自分の弱さをまず知る事さ。
自分が弱い事を知らない奴は、他人のホントの弱さに気付いてやれないよ。
まず自分の弱さを知って、他人のホントの弱さを考えて、お互いに傷を舐めあうのは強さとは言えないのだろうか?
いや、言っていいんじゃないだろうか。
それができれば人は優しくなれたってことじゃないか。
自分の傷を舐めてくれる誰かの優しさに触れ、自分も誰かの傷を優しく舐めているのだから。
それは、心の中の天使が顔を出しているってことじゃないのかな?