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★葵書き★

 えーと、原稿用紙10枚程の短編をお送りいたしました。
 実は、これを書いてすぐに電撃文庫から佐藤ケイさんの 『LAST KISS』という小説がでたんですけど、この話ちょっとだけそれに似てます。
 だからといって、別に真似たわけではなかったんですけどね。大筋は全く違いますし。
 何が似ているか、というとテーマです。
 その小説の存在、この話を書いてる時は葵は知らなかったんですけど…… ちょっと影響は受けたんじゃないか、とは思われちゃう内容ではあります。
 でも、やっぱり……『LAST KISS』という小説を読んで、自分のと比べて見て思うことはあります。
 佐藤さんの上手な文章に対して自分の未熟さと浅薄な知識の差が浮き彫りになった、 というのが主な差でしょうか。
 ツキミソウの想いでを書く時、葵は「死」というモノに対する認識が甘かった気がします。
 そして、「病気」についての知識があまりにも薄すぎるということもありました。
 もっとリアルに、もっと正確に、人の生死を書き出すことは今の葵にはできないかもしれません。
 『LAST KISS』は、人の「死」と「病気」のことについてちょっと考えさせてくれました。
 少し……葵も深く考えていきたいと思います。
 もしかすると、身内が病気にかかっている、という方がいらっしゃったら、 この話はあまりにも……薄くて、真実のない綺麗さを描いているように見えるやもしれません。
 そんなこんなで、反省と共に、こんな内容の小説なのですが、 読んでいただいたなら幸いに思います。






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