ぽえむ


思い返すと辛くなるのは、その記憶が大事だからでしょうか?

想い出の

Crymson Way

この道に潜む紅い調べ
君は知っているだろうか
空をご覧 見えるだろう
日の沈む燃える空
暖かい風が吹きぬけて
海をご覧 見えるだろう
空に映す日の赤が
赤草野原と広がって


The Indigo Night

聞こえてくるよ
君の声
ずっと二人で騒いでた
思い出すよ
君の眼を
未来夢見たその瞳
どうしてだろう?
その君が
考えもしなかった
さよならに
君を想う
藍の夜


The Secret of Love

あの曲がり角にある家の
枇杷の樹から実をもいで
僕ら一緒に分け合った
二人だけのその秘密
嬉しいような恥ずかしい
君とだけのその秘密
君が忘れてしまっても
胸の中で覚えてる
あの時誓ったあの想い
言葉にしようとためらって


Pumice stone

哀しみの川が下流へと
ぽろりと落ちた軽石に
石は形を変えながら
一言僕に語るのは
「泣いて明日を生きるより」
先に続くその言葉
僕は想いを奮い立つ
軽石のような気持ち抱き


Not Transmitted Feel

君を両手に抱きながら
離せないのは何のため
君のその眼に見えるのは
僕か明日かあの月か
離したくない愛しさに
華奢なその手を握り締め
ありったけの燃える想い
激しく呟くその声は
君に届くはいつの日か
君を両手に抱きながら
二度と伝わることはなく






おしながきへ