やさか共同農場の代表をしている佐藤です。
28年前に共同体の建設という数字や形では難しい事業からスタートしました。現在では、弥栄村の地元の方たちと協力しながら村作りに取り組んでいます。
 これまで都会から多くの田舎暮らしや有機農業を志す仲間が弥栄村に来ています。そして集落という小さな地域社会に生活の基盤を築いてきました。
 私たちが常に外に向け新しい仲間を呼びかけているのが数週間をかけた農芸学校→1年研修→自立した農家または農協や生協組合のスタッフという活動です。こうした中から村作りの人材が多数生まれてきています。
 このホームページを御覧になった方たちの中から私たちの有機農業運動と村作りに参加してみたいと思われる仲間が出てきてくれることを願っています。

会 社 概 要
法人の設立 1989年(平成元年)9月
事業の種類 農林産物の生産、加工、販売
資本金 1,000万円
経営規模 水田4.5ha、畑7.5ha、しいたけ35,000本
  
《生産部門》 みそ製造 年間300トン、1998年大豆地元作付け24ha無農薬栽培
米は東北地方の低農薬の中米が中心
塩は、伊豆大島産「海の精」赤ラベル、沖縄豊城村産「とみしろ塩」を使用
販売梱包 1日1トンを処理
モーノポンプによる吸い上げ式を使用
椎 茸 照葉樹のナラやクヌギの原木を山の中に寝かせて、春と秋の二回だけどっしりとした椎茸が収穫できる山の自然栽培。
保有原木数は10,000本で年間150kgの干し椎茸を生産。
晴天の日はまず天日で干し、仕上げに機会乾燥を使う。
ホダバも含め、殺虫剤、殺菌剤は未使用。
村内4軒の農家も同様の栽培を行い、共同農場に出荷している。
畑 作 施設栽培・軟弱野菜・トマト・露地・スイートコーン・ポップコーン・枝豆・大根・人参など。
水 稲 味噌用原料と農場の自給米を無農薬と低農薬で栽培する。
コシヒカリ、もち米等。
村内の有機農業の仲間6軒と「特別栽培米グループ」を作っている。
肥料は、自家製のぼかし肥を原肥と追肥に使う。
ポット育苗、への字栽培、ストチュウ、木酢液の散布を行う。
昨年から合鴨農法を始める。今年は試験的に紙マルチを使用する。
豆腐製造 昨年9月に出荷スタート。
木綿・絹ごし・おぼろ・厚揚げ・うす揚げの5種類を週1000パック生産。
大豆は地元産の無農薬大豆。
にがりは熊本県天草より。
水は地元の山の湧水を使用。
経理事務 各生産別収支決算。農場全体会計決算。メンバーは給与制。
《研修部門》 農芸学校 毎年2回春と夏に開催。1回20名程度。
研修制度 3ヶ月及び1年。現在は6名が1年研修中。
内容は、畑作・水稲・及び加工などの共同農場の生産全般が主。
《流通部門》 販 売 地元の浜田販売は、毎週火曜日を中心に直接配達。
関西、関東の有機流通グループ、消費者、生協などへ直接ネットワークを広げる。
年2回東京、大阪方面(出荷先)にまわる。
手作り味噌講習会などの企画。
歩 み
1972 メンバー4人で弥栄村に入村  弥栄之郷共同建設に取り組む
1973 広島へ野菜直販開始
1978 関西、首都圏等遠隔地へも味噌を出荷
1981 大阪連絡所を設置
1982 体験農園・研修制度スタート
1985 味噌の新工場建設、椎茸生産開始
1988 消費者向け新聞「やさかだより」を月刊化、テーマ設定「地域を生かした有蓄農業と有機流通を
1989 生産流通部門を有機農業法人「(有)やさか共同農場」として法人化
1990 宿舎兼事務所を新設
1994 地元の青年セミナーと有機農業運動DEVANDAに参加
大豆専用コンバインの導入、大豆栽培の規模拡大を目指す
1996 門田集落と連携して大豆の集団転作を開始
横谷集落と連携して、ハツラツ集落・農村づくり事業に取り組む
1997 (農事)森の里工房組合生産組合を設立(4月)
有機農産物の流通を行う(株)B.Y.C(ビーワイシー)宅配を広島に設立
1998 豆腐製造及び出荷をスタート
1999 地酒「やさか仙人」の販売拠点として酒屋「仙人の里」やさか店を開店

 
交通アクセス





有限会社 やさか共同農場
〒697−1212 島根県那賀郡弥栄村大字三里ハ38
TEL 0855−48−2510
FAX 0855−48−2066
e-mail sennin-g@sx.miracle.ne.jp