斐伊川流域林業活性化センターで平成16年度に行なった各種事業についてご紹介いたします。
しまねの山の木家づくりモデル事業検討委員会を設け、 事業化の可能性等について検討するためモデル林調査、 テストツアー、アンケートなどを行いました。 検討結果として、できるところから、この事業を進めていくこととし平成17年度から 取り組んでいくこととしました。
合板用納材協議会の開催、合板工場との協議などを通じ、スギ材出荷についての検討を行いました。 12月からは、株式会社日新の境港工場に向けて出材を始めたところです。 今後は、関係者間の連携を密にし、合板工場との出荷協定締結も想定した取り組みが必要となっています。
平成15年8月29日に県・県議会に対し陳情・請願を行った「森林整備に関する予算枠確保について」は、 継続審査となっていたが平成17年3月16日に採択とりました。
平成16年度については、活性化協議会で概略を協議、事務局で整理後、4流域正副会長合同会議を踏まえ、 平成16年8月4日に県・県議会に対し県下4流域合同で下記の事項を陳情・請願しました。
平成16年度協定締結面積23.68ha整備見込み面積 30.70ha
(延べ協定締結面積 120.98ha、延べ整備面積見込み 103.77ha)
高性能林業機械を活用した間伐材の搬出について先進事例調査を行うとともに、
列状間伐の推進と高性能林業機械の操作技術習得に向け、作業員を対象とした技術研修を実施しました。
また、間伐推進の普及啓発を目的とした展示林の整備を実施しました。
これまでに制作してきた試作機を使って、行政関係者、関連事業体及び地域住民向けに公開運転を行いました。
平成16年10月24日松江市総合運動公園において開催された第22回松江市農林業祭に併せて
「間伐材製品コンクール」を実施し、出品製品に対し来場者からコメントをつけ、投票をしてもらいました。
出品数は11点、投票数は713票でした。
木製品の普及促進を目的とし、公共施設への木製品の設置(寄贈)の取り組みをしました。 16年度は、市町村からの要望に基づき、東出雲町及び横田町(現奥出雲町)の 小中学校に対し木製プランターや机などの寄贈をしました。