活性化センターがこれまでに実施してきた県産材利用住宅の見学ツアーの参加者から「家を建てる木材を自分たちで調達できたらいいな」という意見を聞いたり、 地元の木にこだわった家づくりをしている設計士や工務店のみなさんからは「どこに行けば地元の木があるんだろうか」という問い合わせがあったりします。
また一方では、育林に熱心な森林所有者さんからは、「きちんと手入れをした山の木を評価してもらいたい」という声を聞きます。
そこで、家を建てる施主のみなさんや設計士、工務店のみなさんにきちんと手入れをされた山に出掛けていただき、立ったままの木を直に見てもらい、納得してもらって購入するシステムができないか検討することにしました。
平成16年度には関係者のみなさんとこのシステムの可能性について検討してもらい、テストケースとして、実際に消費者の皆様にモデル林の見学をしてもらったり、地元の木にこだわった住宅の見学会を実施しました。
その結果、この取り組みをできるところから始めていくこととなり、平成17年度については、この取り組みの基礎となる山を探し出し、協力をしていただける製材所、工務店、設計士さんの方へ情報を流していくことにしています。
また、斐伊川流域内で開催される木にこだわった住宅の見学会とも連携し、モデル林の見学会も開催していく予定です。